古着物のチェックポイント 3/6条
次は着用による汚れや傷みです。
まず、着物を広げて背中の上に袖を持ってきましょう。
袖と背中の色が同じなはずですね。
それでは、順番に見ていきましょう。
袂先は机や椅子に一番良く触れるところですので、汚れている可能性が高いです。
袖口は、袖口の表地と八掛を摘んで、お互いを引っ張ってみてください。色に差がなければオッケーです。
内側を見ましょう。
抱きシミは大丈夫ですか? 脇の汗などは、たんぱく質を含んでいるので、時間が経つと落ちなくなってしまいます。
注意しないといけないのは、脱いだ直後ではなく、時間がたってから出てきて、しかも落ちないという事です。
ヒップの部分は大丈夫ですか? もしもここで血液のシミなどを発見すれば、これは商品/商材から外されるべき汚れです。
まず買取で値段は付きませんのでご注意下さい。
裾廻しは大丈夫ですか? 頻繁に着れば着るほど裾も擦れてしまいます。
裾の擦り切れた着物は 「げそ落ち」価格に価値が下がってしまいます。
表地と八掛を軽く左右に引っ張ってチェックしてみましょう。
古着物のチェックポイント 4/6条
次に黴(カビ)のチェックです。
見た目に典型的なカビは勿論ですが、目に見えなくてもカビ独特の匂いがあれば要注意です。
また、泥大島などに白い粉状のものが付いている事がありますが、これもカビの一種で、ナマズと呼ばれています。
比較的軽い場合は、着物専門のクリーニングで落ちる場合もありますが、強く出ている部分は染色補正の出来る職人さんに部分洗いをしてもらうのが良いと思います。
着物の表地にカビが付いている場合、裏地はもっと出ている可能性があるので確認して下さいネ。
古着物のチェックポイント 5/6条
次のチェックポイントは サイズです。
裄や丈は長めに見積もるのが良いでしょう。
少し短めの物は、後で伸ばせるだけの縫込みがあるかをチェックしましょう。
縫込み部分と表地は,日焼けによって色が変わっている時があるので注意しましょう。
古着物のチェックポイント 6/6条
最後は汚れを隠すための仕立て替えや染め替えのチェックです。
襟などに良く見られますが、紬の生地には表裏がないものが多く、汚れを隠すためにひっくり返して仕立て替えていることがあります。一度解いてみるまで分からないのですが...
以上、皆様が良いお買い物が出来るように努めるのが私たち里内呉服店の役目です。